現代医学は、凄いスピードで日々変遷しています。昨日まで主流といわれていた治療法が数日後には否定され、それどころかやってはいけない治療法といわれるケースもあるほどです。
我々は、病気と無縁でいたいと願いながらも、病気になったり、嫌いだと思いながらも医療機関の門を叩くことになってしまいます。自動車の免許を取るのに自動車教習所があるように、また学校に入るための予備校があるように、医療を受けるための塾も必要じゃないか。我々のグループはそんなふうに考え、患者さんに賢く医療機関を有効に利用してもらえるように医療勉強会を作りたいと思いました。

我々医者も医療というサービスを提供できるように変ります。
患者さんも、有効に医療を受けれるように賢い患者さんになって下さい。
お互いに集まって勉強しましょう。

医療塾の意義

 患者さんと医者との間で起こっているトラブルは、裁判が行われたり、マスコミで報道されたりして、世間はそれを知るぐらいで、表に出ている件数はそれほど多くないのかも知れません。しかし、実際は日々多くの問題が起こっていると思います。ただ単にそれは表に出ていないだけで、とても多くの患者さんが不利益をこうむっているのではないかと考えます。
 例えば次のようなケースを考えてみてください。ある患者さんが、自分や家族の病気について違う医者にも意見を聞きたい、または転院したいと思い、そのことを主治医に相談する。すると主治医は「勝手にすれば良い。」と怒って紹介状も書いてくれないし、口もきいてくれなくなってしまった。こんな話はとても多いのです。しかし、多く起こっている割には、あまり表には出ていません。患者さんが我慢をしているからでしょう。
 自由主義、民主主義の世の中、患者さんは、医者を選ぶ権利があり、医者は患者さんの求めに応じて、その患者さんの情報を他の医者に提供しなければならないことが決められており、何も医者は怒ることではなく、患者さんも遠慮することではないのです。
 このような医療におけるおかしな現象で悩んでいる患者さんは多く、また、そのおかしな現象が医療の中では当然の慣習としてまかり通っているケースも多くあるのです。
 医療塾では、みんなで意見を交換しあい、みんなで解決方法を考え、賢い患者さん、良い医者になっていく、その過程で弁護士の先生のアドバイスはとても貴重なものとなるでしょう。


医療塾の進め方

「患者さんと医者の新しい関係を作る会」医療塾は、決して患者さんが個人的な病気の相談を受けるところでも、悪い医者を訴えようという趣旨の会でもありません。年4回行う「勉強会」と銘打っている意見交換会を通じて、患者さんと医者(看護婦など医療従事者を含む)、そして弁護士が膝をつき合わせて意見を出し合い、みんなで正しい医療とは何かを考える場だと思って頂きたいのです。活動は年4回の勉強会を通じて行っていきます。


スタッフ紹介

コーディネーター

カワバタクリニック 川端一永
吉井クリニック 吉井友季子

アドバイザー

弁護士
小寺法律事務所(06-6365-1480)
小寺一矢、高島 舞

畑山法律事務所(06-6130-7786)
畑山和幸

医師
大阪大学医学部教授 真下 節
大阪市立大学医学部教授 石井正光
池田回生病院副部長 田水智子
林クリニック 林 剛彦

患者代表
元大阪府警本部総務部長 高橋康夫



私も決して完璧な医者ではありません。私もこの会を通して勉強していきたいですし、それ以上に患者さん方にも不利益を我慢してもらいたくないのです。賢い患者さんになって、うまく医療を享受して欲しいと思います。
世の中には、勉強を教えてくれる塾が多く存在しています。英会話のスクール、大学受験の予備校、そして今流行のインターネットを教えてくれるスクールなどなど。だったら医療のことを教えてくれる塾があってもいいじゃないですか。私たちは、患者さんと医者との新しい良い関係を作りたいと考え、まず勉強会を開きたいと考え、各方面に呼びかけることにしました。

現代医療は、日々進歩し、医療を取り巻く情勢もめまぐるしく変化しています。その変化に対応するためにも、医療には欠かせない関係である、患者さんと医者(医療者)のと関係を見直さなければならない時期にきているのではないでしょうか。医療を受ける患者さん側と医療というサービスを提供する医者側がお互いに歩み寄り、より緊密な関係になり、よりよい医療が受けられる、またより質の高い医療というサービスが提供できるという、本来あるべき姿を作るために、みんなで学びませんか。
ご参加お待ちしています。
※詳しくは「催し物情報」タイトルをクリックしてください。

御連絡先:
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町1−21
カワバタクリニック内
医療勉強会「医療塾」事務局
電話06-6387-0124、FAX06-6369-6800
メール:iryojuku@med-info.co.jp
URL:http://www.med-info.co.jp/iryojuku/

●この情報はmed-info.co.jpから提供しています。


ドクターのパーソナルページ




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